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Jリーグ 3週間前

「ショックというか…」扇原貴宏の目に映った横浜F・マリノスの今。「残留争いをした経験があるからわかる」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「残留争いをした経験があるからわかりますけど…」

「もちろん順位が順位だけに、勝ち点をひとつでも拾っていかなきゃいけない。僕も残留争いをした経験があるからわかりますけど、本当にすごい重圧なので。そういう重圧からくる部分もあるんでしょうけど、そういうところの変化というのはちょっと……前に在籍していた身から言うと寂しい」

 2022シーズンの神戸は途中から就任した吉田孝行監督のもと、欠場が続いたアンドレス・イニエスタを中心としたボールを支配するスタイルから、プレー強度の高さを前面に押し出した堅守速攻へ移行。後半戦になって復調した大迫勇也にけん引される形で残留を果たし、翌シーズンからのリーグ連覇へつなげた。

 今シーズンも怪我人が多く、王者らしからぬ戦いが続くなかで、大迫が先制と勝ち越しの2ゴールを奪い、ガンバ大阪を3-2で破った17日の前節に続き、マリノス戦に決着をつけたのも大迫だった。エンドが変わった51分。左サイドから放たれた直接フリーキック(FK)を、ゴール中央で大迫が頭で決めた。

 FKのキッカーを担った扇原は、相手ゴール前で群を抜く存在感を放った大迫にまず感謝した。

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