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オリジナル10の一角である名門横浜F・マリノスは現在、2025シーズンのJ1リーグで最下位に沈んでいる。クラブ史上初のJ2降格も、十分あり得るだろう。では、過去に初めてJ2に落ちたクラブは、どれほどの勝ち点を奪っていたのか。平均勝ち点をワーストランキングという形で紹介する。
5位:東京ヴェルディ(2005年)
【写真:Getty Images】
総勝ち点:30
平均勝ち点:0.88
当時のリーグ戦成績:6勝12分16敗
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初代Jリーグ王者・東京ヴェルディ(当時はヴェルディ川崎)の栄華は次第に衰え、2005年にクラブ史上初のJ2降格を喫することとなってしまった。
1993年のJリーグ創設当時から、三浦知良やラモス瑠偉など、このクラブでは数多くのスター選手が躍動してきた。年間優勝も2度記録しており、当時のJリーグ人気の火付け役となった代表的なクラブといえるだろう。
しかし、Jリーグ黎明期を支えたヴェルディだが、90年代後半になると、経営陣のもつれから経費削減を余儀なくされ、高年俸の選手たちが多数退団。呼称が現在の東京ヴェルディに変更となってから3年後の2004年に天皇杯優勝こそ達成したものの、リーグ戦では残留争いに巻き込まれることも増え、日本のサッカーバブルをけん引したその姿は鳴りを潜めてしまった。
そして、運命の2005年を迎える。ヴェルディは、ブラジル代表経験があるワシントンを獲得。同選手はこのシーズンのJ1で22得点を挙げたが、彼がどれだけ点を取っても、脆弱な守備陣がそれを帳消しにしてしまった。
事実、そのシーズンにおけるヴェルディの総失点数はリーグワーストの「73」。4失点以上を喫した試合が8つもあり、7月には2試合連続で7失点という地獄を見ている。これが引き金となり、当時のオズワルド・アルディレス監督は解任の憂き目に遭った。
その後、指揮官がバドンに代わり、8月戦線を2勝1分で乗り切ったものの、そこから最終節まで12戦未勝利で万事休す。Jリーグ創設13年目にして、名門は初のJ2降格となった。