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横浜F・マリノスも危険!? J2初降格時の平均勝ち点ワーストランキング1〜5位。最も悪かったのは?

text by 編集部 photo by Getty Images

1位:ヴィッセル神戸(2005年)


【写真:Getty Images】

総勝ち点:21
平均勝ち点:0.62
当時のリーグ戦成績:4勝9分21敗

 2005年のヴィッセル神戸は混迷を極めていた。獲得勝ち点「21」、リーグ戦4勝という成績以上に、クラブの迷走ぶりが目につくシーズンといえるだろう。

 1997年のJリーグ参戦以降、神戸は毎年残留争いに巻き込まれるも、なんとか生き残り、J1にしがみついてきた。リーグ下位クラブではあったものの、三浦知良や播戸竜二が在籍し、2005シーズンの開幕前には三浦淳宏を獲得。多くのタレントを抱えた魅力的なチームだったといえるだろう。

 しかし、2005シーズンは、結論から言えば悲惨だった。

 開幕戦こそ勝利した神戸だったが、ピークはこの試合だった。その後、公式戦12試合連続未勝利に陥り、4月には監督が松永英機からエメルソン・レオンに交代。そのレオン監督も、就任からわずか2ヶ月後に解任され、今度はパベル・ジェハークが監督を務めることに。迷走していたことは、この事実からも明らかだ。

 ジェハーク監督就任後は、ベテランの三浦知良が構想外となり、エムボマなどの多くの外国人選手が退団。開幕前のチームは完全に解体へと向かった。夏に選手を入れ替え立て直しを図った神戸だったが、リーグ最下位から浮上することはなく、3試合を残して史上初のJ2降格が決定した。

 リーグ最多の21敗を喫した神戸だが、そのうち12試合が完封負け。チーム最多得点は三浦淳宏の6得点と、深刻な得点力不足に苦しむシーズンとなった。

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【了】

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