DF:小池裕太(こいけ・ゆうた)
生年月日:1996年11月6日(28歳)
所属クラブ:ヴィッセル神戸
今季リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト
小池裕太は新天地で全くと言っていいほど試合に絡めていない。
現在28歳の小池は、流通経済大学卒業後にシント=トロイデン(ベルギー)に加入した。その後、鹿島アントラーズへの期限付き移籍、セレッソ大阪への完全移籍を経て、2022年に横浜F・マリノスへと渡った。
マリノスでは2022シーズンにJ1リーグ優勝を経験。在籍3年目となる昨季は負傷の影響などもあって公式戦6試合の出場に留まり、シーズン終了後に契約満了が発表された。今年1月にヴィッセル神戸へ完全移籍している。
王者・神戸にとって、今季はリーグ3連覇を目指すシーズンだ。リーグ戦とAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の二足のわらじを履くためには、スカッドの増強が急務。左サイドバックとサイドハーフの両方でプレーできる小池には、今年2月に英国へ渡った初瀬亮が抜けた穴を埋める戦力として、その活躍に期待が寄せられていた。
しかし、前述した通り、小池は神戸で出場機会の確保に苦しんでおり、ここまで公式戦ではわずか139分のプレーにとどまっている。
同選手はシーズン開幕を告げる「FUJIFILM SUPER CUP 2025」のサンフレッチェ広島に先発出場を果たし、新天地でまずまずのスタートを切ることに成功していた。2月18日に行われたACLE・上海申花戦にも出場したが、3月5日のACLE・光州FC戦を最後にベンチ入りした試合がない。選手としては危機的な状況だ。
現時点で、小池はリーグ戦で13試合連続ベンチ外。チームに監督交代や大幅な戦術変更がない状況で、経験豊富な新戦力がこれほどまでに実戦に関与できないのは異例である。