GK:シュミット・ダニエル
生年月日:1992年2月3日(33歳)
所属クラブ:名古屋グランパス
今季リーグ戦成績:7試合9失点(無失点1試合)
シュミット・ダニエルは新天地で受難の時期が続いている。
現在33歳のシュミットは、2014年にベガルタ仙台でプロデビューを果たした。シント=トロイデン(ベルギー)を経て、2023年12月にヘントに完全移籍。2024/25シーズンは控えGKとしてベンチを温める試合がほとんどで、公式戦5試合の出場に留まっていた。
このような状況を受けて、元日本代表GKは今冬にJリーグ復帰を決断。昨季限りで絶対的守護神ミッチェル・ランゲラックが退団した名古屋グランパスに活躍の場を移した。
しかしながら、名古屋の新たな背番号「1」は、ここまで負傷に苦しめられるシーズンを過ごしている。
シュミットは沖縄キャンプ中の「右膝内側半月板損傷」によって、シーズン開幕前に戦列離脱を余儀なくされた。それでも、3月20日に行われたYBCルヴァンカップのテゲバジャーロ宮崎戦でようやく復帰を果たし、安定したセービングでチームの公式戦初勝利に貢献している。
その後、リーグ戦7試合連続でゴールマウスを守り、その結果は3勝4敗。負け越してはいるものの、低迷していた名古屋に浮上のきっかけを作っていた。だが、5月に「右臀部肉離れ」と診断され、再び実戦から離れることになってしまった。
今季は同選手にとって、代表に返り咲くための勝負のシーズンである。開幕に出遅れた分、その後のパフォーマンスで挽回したかったはずだが、再出発の途中でまたも苦境に立たされた。
守護神の離脱を受け、名古屋のゴールは現在、ピサノ・アレックス幸冬堀尾が守っている。彼の下でチームはリーグ5戦無敗と好調を維持しており、大きなポテンシャルを秘めた若きGKはシュミットの強力なライバルとなるだろう。
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