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昨今、サッカー界では資金力が大きな説得力を持つ。ビッグクラブのスポンサーにはグローバル企業や投資会社が名を連ね、移籍市場はさながらマネーゲームの様相を呈している。翻って日本のクラブに対しては、どのような企業が投資しているのか。本稿では、Jリーグ全60クラブの胸スポンサーを調査し、業種別にランキング形式で紹介する。※各企業の事業内容は公式サイトに準拠
5位:自動車製造業(二輪自動車を含む)・自動車部品製造
【写真:Getty Images】
企業名:トヨタ自動車、日産自動車など
スポンサードクラブ数:5
クラブ名:名古屋グランパス、横浜F・マリノスなど
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名古屋グランパスの親会社であるトヨタ自動車は、言わずと知れた大企業だ。2023年度の売上高は45兆円を超え、営業利益は5兆円超である。日経が今年4月2日に更新した売上高ランキングでは、上位200銘柄の中で堂々の1位だ。
Jリーグ発足時に加盟した10クラブ、いわゆる“オリジナル10”の一員でもある名古屋。J2降格という苦い経験を経ながら、日本サッカーを代表するチームのひとつとして耳目を集めている。
今日までに元ユーゴスラビア代表MFドラガン・ストイコビッチや元ブラジル代表FWジョーなどレジェンド級の選手を獲得してきたが、安定的な経営基盤はチームの編成を大きく助けているはずだ。
横浜F・マリノスも、日本を代表するメーカー・日産自動車を親会社に持つ。チームの母体は日産自動車サッカー部であり、名古屋と同じく“オリジナル10”の一員としてJリーグを牽引してきた。2025シーズンのJ1ではここまで苦戦が目立つが、J2に降格経験がないのはマリノスと鹿島アントラーズだけである。
奇しくもマリノスの危機に呼応するように、日産の業績が記録的な悪化を見せている。4月24日に同社が発表したところによると、2025年3月期連結決算の最終利益が最大7500億円の赤字になる見通しだという。これは2000年3月期以来、最悪の数字だ。
マリノスは先月18日に指揮官のスティーブ・ホーランドを解任したが、2日後のJ1第11節・浦和レッズ戦で1-3の敗北。その直後に日産からこの発表があった。日産の純資産は6兆円(2024年9月)を超えているため、即座に影響があるとは考えにくいが、チームへの投資には慎重になる可能性がある。
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