「医療スタッフの意見が大きな影響を与える」
「これは、セレッソだけに限った問題ではなく、もっと制度的な話だと思います」
「10月や11月になると日程はかなり緩やかになります。そのスケジュールを年間でもう少し均等に分散させることができれば、関係者全員にとって良い方向になるのではないかと思います」
もちろんルヴァンカップや天皇杯の後半戦に進出すれば試合数は増えるが、実際、現状のセレッソの予定では、10月は3試合、11月は2試合しか組まれていない。シーズン序盤にこれほどの過密日程が集中し、終盤に緩やかになるのは少々不可解である。
一方、スコルジャ監督は、J1で競争力を保ちながら、リーベル・プレート、インテル、モンテレイと米国で対戦するクラブワールドカップへの準備という、はるかに差し迫った課題に直面している。
「我々はスタッフ全員でデータを非常に慎重に分析しています」と、選手の状態について語る中で彼は述べた。「今の時点で医療スタッフがスタメンを決めているとは言わないが、彼らの意見は私の決断に非常に大きな影響を与えています」
「もちろん、これは非常に居心地の悪い状況です。試合を見ていると、チャンスはあるのに……ここ3試合で勝ち点はわずか2しか取れていない——これは非常に、非常に悪い状況です」
「この状況で最強の布陣を使えないと考えるのは、少し奇妙な気もしますが、これが現実です。我々は非常に重要な大会に向けて準備しなければならず、ケガを避ける必要があります。ベンチ層はそれほど厚くない。この大会に必要な選手たちのことを考えると、非常に慎重でなければならないのです」
監督たちは、これまでもある程度選手の負荷を管理し、チーム全体の選手層を活用する責任を負ってきたが、求められる負担は年々増しており、彼ら自身も限界に近づいている。近いうちに、何かが崩壊してしまうのではないかと感じざるを得ない。
(取材・文:ショーン・キャロル)
【関連記事】
200人以上に聞いた! Jリーグ、チャントが最高なクラブランキング1〜5位
Jリーグ、アクセス悪いスタジアム1〜10位
【最新順位表】2025明治安田J1リーグ