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Jリーグ 6か月前

「ベストから遠い」浦和レッズに何が足りなかったのか? ホイブラーテンが感じた「バッド」と「ベター」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

日本語でチームを牽引するホイブラーテン「一番大事なのはチームが勝つこと」

 過去にはノルウェーの年代別代表にも選出され、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選やUEFAヨーロッパリーグ(EL)にも出場したディフェンダーは今シーズン、ここまでリーグ戦20試合に先発フル出場。最終ラインを統率するディフェンスリーダーは、チーム全体に目を向け要所で引き締めていく。

 また日本語も徐々に上達し、ピッチ上ではなるべく日本語を使ってチームを鼓舞する。プレーや振る舞いなど、どこを切り取ってもキャプテンシーを示す。例えキャプテンマークを巻いていなくてもチームを牽引する役割を担うだろう。

「キャプテンマークを巻くことは光栄です。もちろんタカがキャプテンですし、ただし僕自身がやれる限りのことをやります。クラブの代表として、しっかり戦うところを表現したいと思っています。一番大事なのはチームが勝つことだと思っています」

 試合の入りは悪くなかった。相手にボールを持たせミドルブロックを組むが、12分、リーグ屈指のクロッサーでもあるルーカス・フェルナンデスを起点にクロス攻撃を受け、ラファエル・ハットンにヘディングシュートを打たれる。

 しかし15分には、敵陣深くでのこぼれ球をサミュエル・グスタフソンが胸で落とすと安居海渡が強烈ミドルを放つが、これは福井光輝にセーブされる。その後、セレッソのカウンターに対し、ホイブラーテンがスライディングでボールを奪い阻止。

 プレーが途切れるとキャプテンマークを巻いた背番号5が、グスタフソンを呼び「お互いがアジャストできるよう、良い状況にできるよう話をしました」と状況確認を怠らない。

 指揮官は左サイドハーフとトップ下の立ち位置を変える。

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