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Jリーグ 1週間前

「ベストから遠い」浦和レッズに何が足りなかったのか? ホイブラーテンが感じた「バッド」と「ベター」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「このような試合はホームではしたくありません」

 ホイブラーテンは「(ハットンは)素晴らしいストライカーで、常に距離を保ってタイトにいかなくてはいけません。スペースを与えると危険な選手なので、彼に一度ポストを叩かれるシュートを打たれましたが、どうにかゼロで逃げきれました」と話すと「今日は少し強度、エネルギー、熱のようなものが足りなかった。あまりにも引いて相手から距離を取られていた感じがします。もちろんそこは見直して向上しなければいけません」と続けた。

 タイトル争いに絡むためにも白星が欲しかった。「今日は勝たなければいけない試合だったと思います。ただし我々のリズムがつかめなかった試合です」。

 そして「もちろんゼロより勝ち点1はベター。ただし全体像を見ると我々のベストは尽くせなかった。ベストから遠い試合です。このようなバッドな日で勝ち点1を取れたのはいいことだと捉えるべきでしょう」と語った。

 ただ直近のFC東京戦、川崎フロンターレ戦、名古屋グランパス戦とも複数失点を喫しており、6試合ぶりに失点ゼロを記録したことはプラスに捉えたい。

 次は中3日で埼玉スタジアム2〇〇2で横浜FCと対戦し、リーグ5連戦の最終ラウンドでもある。CWCへ弾みをつける上でも絶対に勝利が求められる。

 ホイブラーテンは「このような試合はホームではしたくありません」と言葉に力を込め悔しさをぶつけていく。

(取材・文:石田達也)

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【了】

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