「このような試合はホームではしたくありません」
ホイブラーテンは「(ハットンは)素晴らしいストライカーで、常に距離を保ってタイトにいかなくてはいけません。スペースを与えると危険な選手なので、彼に一度ポストを叩かれるシュートを打たれましたが、どうにかゼロで逃げきれました」と話すと「今日は少し強度、エネルギー、熱のようなものが足りなかった。あまりにも引いて相手から距離を取られていた感じがします。もちろんそこは見直して向上しなければいけません」と続けた。
タイトル争いに絡むためにも白星が欲しかった。「今日は勝たなければいけない試合だったと思います。ただし我々のリズムがつかめなかった試合です」。
そして「もちろんゼロより勝ち点1はベター。ただし全体像を見ると我々のベストは尽くせなかった。ベストから遠い試合です。このようなバッドな日で勝ち点1を取れたのはいいことだと捉えるべきでしょう」と語った。
ただ直近のFC東京戦、川崎フロンターレ戦、名古屋グランパス戦とも複数失点を喫しており、6試合ぶりに失点ゼロを記録したことはプラスに捉えたい。
次は中3日で埼玉スタジアム2〇〇2で横浜FCと対戦し、リーグ5連戦の最終ラウンドでもある。CWCへ弾みをつける上でも絶対に勝利が求められる。
ホイブラーテンは「このような試合はホームではしたくありません」と言葉に力を込め悔しさをぶつけていく。
(取材・文:石田達也)
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