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Jリーグ 1週間前

ギリギリの王者!? Jリーグ優勝クラブ、勝率ワーストランキング1〜5位。大接戦だったシーズンは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 Jリーグが発足して30年以上、優勝クラブといえば「強さの象徴」とされるが、勝率の高さ=絶対的な強さとは限らない。歴代優勝クラブの中には、混戦を制して低勝率ながら頂点に立ったチームも存在する。今回は、J1優勝クラブで勝率が低かったチームをランキング形式で紹介する。※対象は延長戦が廃止された2003年〜2024年まで。勝利数が並んだ場合は敗戦数が多い方が上位、敗戦数も並んだ場合は得失点差が少ない方が上位。

5位:ガンバ大阪

ガンバ大阪の遠藤保仁
【写真:Getty Images】

対象シーズン:2014
勝率:55.88%
成績:19勝6分け9敗(得失点差28)

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 2014シーズンのJ1優勝争いは、前年に続く大混戦だった。その頂点に立ったのは、J2からの昇格組だったガンバ大阪。勝率は55.88%と際立った数字ではなかったが、最大で「14」あった勝ち点差をひっくり返す大逆転だった。

 長谷川健太監督の体制2年目。J2王者のガンバも、J1序盤では苦戦。第14節終了時点で16位と降格圏に沈み、「J1の壁」の高さを痛感させられた。

 だが、2014 FIFAワールドカップ(W杯)による中断期間を経てチームは急浮上。前半戦でケガをしていた宇佐美貴史が9月の月間MVPを獲得するなど調子を上げ、パトリックとの2トップで攻撃陣を牽引。第22節からは7連勝を飾り、21節時点で8位だった順位を27節には2位まで押し上げた。

 第32節は優勝争いをリードしていた浦和レッズとの直接対決。勝ち点5差で迎えた大一番は、浦和が勝てば優勝が決まる状況だったが、ガンバは2-0で勝利を収め、逆転優勝に望みをつないだ。

 続く33節、浦和がサガン鳥栖と引き分け、ガンバがヴィッセル神戸に勝利したことで、ついに得失点差で首位に立つ。

 そして迎えた最終節。ガンバはすでに降格が決まっていた徳島ヴォルティスと引き分けたものの、2位の浦和が名古屋グランパスに逆転負けを喫し、薄氷の逃げ切りでJ1制覇を成し遂げた。

 J2昇格1年目での優勝は2011年の柏レイソル以来2例目。さらにナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)、天皇杯も制し、史上2チーム目の国内3冠達成。序盤の不振からは想像できないシーズンだった。

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