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Jリーグ 6か月前

最もヤバいのは? J1リーグ、降格危険度ランキング1〜5位。現状打破は必須。後半戦の巻き返しを狙うのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:FC東京

FC東京
【写真:Getty Images】

監督:松橋力蔵
J1リーグ順位:18位(勝ち点19)
J1リーグ成績:5勝4分9敗
未消化試合:1試合

 FC東京が降格の危機に瀕している。今回のランキングでは降格危険度2位と査定したが、直近の調子は他のどのクラブよりも悪い。

 新体制で迎えた今季は、昨季チーム内得点王だった荒木遼太郎が鹿島アントラーズに復帰し、ディエゴ・オリヴェイラが現役引退。クラブは攻撃陣の再編を余儀なくされ、新たな得点源としてマルセロ・ヒアンを期限付き移籍で獲得した。監督交代と攻撃陣の再編という不安要素があったものの、新進気鋭の若手とベテランが融合した魅力的なチームが完成したかに思われた。

 しかし、いざ蓋を開けてみると、その不安は予想以上に大きかった。チームは開幕3試合を2勝1敗で終えるなどまずまずのスタートを切ったが、その後は徐々に調子を落とし、現在はリーグ18位まで転落している。

 問題は攻守両局面で山積みだ。

 迷いゆえか明確な形を失った攻撃は、ヒアンが頼みの綱という状況。それにもかかわらず、ブラジル人FWは直近の第19節・京都サンガF.C.戦を欠場。状態が不安視されている。彼が負傷離脱となればテコ入れは急務だろう。

 また、直近では第17節の浦和レッズ戦(2-3)、第18節の広島戦(0-3)、第19節の京都戦(0-3)と失点が止まらない。3バックは人選が定まっておらず、ビルドアップのミスから危険な状況を招く事も少なくない。

 攻守で安定感を欠くチームは、これから約2週間の代表ウィークに突入する。これまでの成績を鑑みて、クラブが監督交代に動いても不思議ではないだろう。

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