1位:アルビレックス新潟
監督:樹森大介
J1リーグ順位:19位(勝ち点16)
J1リーグ成績:3勝7分8敗
未消化試合:1試合
J1前半戦終了時点で、アルビレックス新潟が最もJ2降格の危険性が高いクラブだろう。
新潟は、今季がJ1リーグ3年目。例年通り、今オフも主力の流出は避けられなかった。守護神、小島亨介や、昨季YBCルヴァンカップ得点王の長倉幹樹らが退団し、クラブをJ1に返り咲かせた松橋力蔵監督はFC東京へ。新たに就任した樹森大介監督の下で、チームは再出発することになった。
しかし、その再出発はいまのところ成功とは言い難い。
ここまでの新潟の戦いぶりを一言で表すならば「内容は決してリーグ19位のものではないが、結果がついてこない」。これに尽きる。
チームはリーグ戦18試合を3勝7分8敗で終えている。順位が近いボトムハーフのクラブの結果と比べて、引き分けの多さが目立つのが特徴的だ。
興味深いことに、新潟が今季最も多くの失点を許している時間帯は、76分から試合終了までの「試合終盤」である。全27失点のうち、9失点がこの時間帯に発生しており、これはJ1の20クラブで最も多い数字だ。勝ちきれない試合を減らし、J1残留を果たすためには、このスタッツを改善していかなければならない。
また、ハイプレスにくる相手に対して、これまでのスタイルを維持して後方からしっかりとボールをつなぐのか、それともロングボールで一気に背後に送るのか。チームは低迷するにつれ、戦い方に迷いが生じているように見える。このまま改善が見られない場合、負のサイクルに飲み込まれる可能性が高い。これが、新潟を降格危険度1位とした理由だ。
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