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Jリーグ 1週間前

きっとすぐに移籍する…。Jリーグ、海外クラブに推薦したい5人。国内での活躍が印象的なのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:三浦颯太(みうら・そうた)

川崎フロンターレDF三浦颯太
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年9月7日
所属クラブ:川崎フロンターレ
2025リーグ戦成績:10試合0ゴール5アシスト

 三浦颯太は大けがを乗り越え、何倍も強くなって帰ってきた。

 日本体育大学を経てヴァンフォーレ甲府でプロデビューを果たした三浦は、プロ2年目の2023年シーズンに21試合に出場。怪我や脳震盪の影響で離脱することが多かったが、出場すれば左サイドバックのポジションでチームに違いをもたらしていた。

 そんな三浦の名前が広くサッカーファンに知れ渡ったのは、この年のシーズンオフだろう。日本代表は2024年の元日に、AFCアジアカップを目前に控えた親善試合を行ったのだが、三浦が追加招集という形で代表入りを果たしたのだ。J2でプレーしている選手がA代表に招集されるケースは珍しく、三浦がJ2の中でも突出した存在だったことがわかる。

 三浦が特段優れているのは、攻撃時の推進力の部分である。縦への意識が高いため、自慢の足の速さが効果的に働き、対面する相手は気を抜くことが出来ない。もともとボランチでプレーしていたということもあり、守備対応の面で後手に回ることも少ない。安定感のある攻撃的サイドバックといえるはずだ。

 その後、川崎フロンターレへと移籍した同選手だったが、すぐに悲劇が襲う。試合中、左ひざ半月板を損傷する大けがに見舞われたのだ。これにより、シーズンの大半の離脱を余儀なくされてしまった。それでも、復帰後はリーグ戦14試合で1ゴール4アシストを記録し本来の実力を発揮。川崎加入2年目となった今季も同10試合5アシストと圧巻の成績を披露している。

 現在は、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で負った怪我の影響で離脱している同選手だが、復帰しトップフォームを取り戻すことが出来れば、すぐに海外クラブからのオファーが舞い込んでくるだろう。

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