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Jリーグ 1週間前

きっとすぐに移籍する…。Jリーグ、海外クラブに推薦したい5人。国内での活躍が印象的なのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:熊坂光希(くまさか・こうき)


【写真:Getty Images】

生年月日:2001年4月15日
所属クラブ:柏レイソル
2025リーグ戦成績:18試合0ゴール0アシスト

 今季、Jリーグで最も成長した選手は、柏レイソルの熊坂光希なのかもしれない。

 2024シーズンに東京国際大学から柏へと加入した熊坂だが、昨季はリーグ戦10試合の出場に留まった。スタメン出場はわずか1試合のみで、出場時間は197分。お世辞にもチーム内で重要な役割を果たしていたとは言い難いシーズンだった。

 しかし、シーズン終了後、熊坂に転機が訪れる。柏が、退任する井原正巳監督の後任として、リカルド・ロドリゲスを招聘したのだ。新監督の元、熊坂はプレシーズンマッチでスタメン入りし、これが見事にフィット。この活躍によって、熊坂は開幕スタメンをつかみ取り、以降ダブルボランチの一角としてスタメンに定着。今季リーグ戦に出場した18試合のうち、17試合がフル出場と、今季好調の柏を支える原動力となった。

 そんな熊坂の武器は185cmの恵まれた体格を活かしたダイナミックな守備だ。長いリーチから繰り出されるタックルで相手の攻撃の芽を摘むことが出来る。フィジカルはJリーグの中でも屈指で、外国人選手とも互角以上に渡り歩くことが出来るだろう。足元の技術がおぼつかないというわけではなく、正確なパスで攻撃のスイッチを入れることが出来る点も、評価を高めているポイントだ。

 シーズン前半戦のチームMVPともいえるような活躍を見せた同選手は、日本代表にも初招集を受けた。このまま順調なステップアップを果たしていくと思われたが、代表の練習中に右膝前十字靭帯断裂の大けがを負い後半戦の出場が厳しい状況に。熊坂にとっては足踏みをする状況となってしまった。

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