劣勢でも浦和の起点であり続けたグスタフソン
「自分たちらしさが出なかった部分というのは、様々な要因があります。感情的な部分だったり、このようなステージ、このような大会というところで、普段通りプレーできなかったというところもあったりする」とグスタフソン。前日練習で試合会場を使えないことで、会場の雰囲気やピッチの状態に慣れるまでに多少時間がかかることは想定できたが、そうした条件は相手のリーベルプレートも同じだ。
グスタフソンは「緊張感だったり、もちろん相手のプレッシャーだったりっていうところは非常にありました。それは経験が左右する部分もあったと思います」と認める。ただ、グスタフソンがボールを持った時はリーベルがわにボールを渡してしまうことなく、シンプルに、しかし効果的にパスを二列目のマテウス・サヴィオや金子拓郎に繋いでいた。
相手に主導権を奪われても、グスタフソンのところではボールが落ち着くので、浦和の選手たちも前向きに攻撃できていた。「ハーフタイムはいつも通り、戦術のところをみんなで確認しあって、後半に臨みました」とグスタフソン。ようやくリーベルプレートのリズムに慣れて、浦和からも攻勢をかけようとしていた矢先に、ロングボールのクリアミスが連続したところをリーベルのFWセバスティアン・ドリウッシに抜け目なくやられて、2つ目のゴールを奪われてしまった。