「自分の特徴というのは…」
2020年に日本大学から北海道コンサドーレ札幌入りし、NKディナモ・ザグレブ、KVコルトレイクを渡り歩いてきたレフティは、さまざまな環境でドリブル突破の駆け引きやスキルに磨きをかけてきた。
今年、地元のクラブである浦和に加わってからは、札幌時代のようなゴール量産は叶っていないものの、右からの局面打開への意欲、攻守両面の強度や迫力はつねに色濃く押し出そうしてきた。
「自分の特徴というのは仕掛けるところにあると思う。今回はタッチが大きくなったりしてしまったところもありましたけど、そういう姿勢をもっと出さないといけない」と本人も語気を強めたが、強気のマインドが目に見える結果として結実したのは朗報だ。
結局、彼は71分に交代。自身がピッチを離れた直後にリーベルの3点目が生まれ、勝敗がほぼ決した。これには悔しさを覚えたに違いないが、金子は大舞台で1つ明確な仕事をして、評価を上げたのは紛れもない事実と言っていい。