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Jリーグ 6か月前

Jリーグ“最強”スタジアムは? パワーランキング16〜20位。立地・人口・アクセスなど各指標から順位化

シリーズ:スタジアムパワーランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:味の素スタジアム(178)

FC東京
【写真:Getty Images】

使用クラブ:FC東京
収容人数:4万7,851人(3位タイ)
最寄り駅からの距離:0.5km(5位タイ)
座席種類数:16(19位タイ)
最安チケット価格:3,300円(58位タイ)
所在地人口:23万9,726人(42位タイ)

 FC東京の本拠地「味の素スタジアム(味スタ)」は、首都圏の利便性とスケール感を兼ね備え、スタジアムパワーランキングの19位にランクインした。

 調布市の人口は約24万人と比較的小規模だが、東京23区からのアクセスが良好で、広域からの集客が可能となっている。実際、観戦客の多くが地元以外からも訪れており、最大収容人数4万7,851人を誇るスタジアムは、毎試合多くのサポーターで賑わう。

 同じ味の素スタジアムを本拠地とする東京ヴェルディとランキングで差が生じたのは、座席の種類数だ。FC東京は「16」とヴェルディより少ないが、これは標準的な水準であり、差が出たのはペア席やファミリー席といった細かい区分けにすぎない。

 最も安いチケット価格は3,300円で、Jリーグ全体で58位と高価格帯にあたる。ただし、これを問題視する声は少なく、実際、2024シーズンの観客動員数は1試合平均3万3,224人で、浦和レッズに次ぐ2位を記録している。需要の高さを考えれば、価格を下げる必要は見当たらない。

 味スタは「都市型巨大スタジアム」の代表格として、その利便性と収容力において他の追随を許さない。一方で、スタンドとピッチの距離感や価格設定の高さなど、観戦体験の面で課題も残る。ピッチ上での不振が続けば、こうした要素が来場数に影響を及ぼす可能性もあるため、クラブにとって、継続的に成果を出すことがスタジアムの強みを最大限に引き出す鍵となる。

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