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Jリーグ 6か月前

あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング11〜15位。J1の名門もランクイン

11位:カターレ富山

カターレ富山
【写真:Getty Images】

本拠地:富山県総合運動公園陸上競技場
収容可能人数:18,588人
平均入場者数:4,970人
収容率:26.7%

 2025シーズン前半戦におけるJリーグ収容率ワーストランキングで11位に入ったのは、2014シーズン以来11年ぶりとなるJ2挑戦に臨んでいるカターレ富山だ。

 富山の本拠地『富山県総合運動公園陸上競技場』は車のアクセスが良い。北陸自動車道富山ICから約4㎞とそれほど遠い距離ではなく、アウェイサポーターも遠征を計画しやすい。

 ただ、公共交通機関での来場はやや不便で、ホーム戦開催日のみ運行される臨時直行バスか路線バスを利用するケースが大半だ。特に路線バスは乗車時間35分+徒歩10分がかかり、余裕を持った観戦計画が求められる。バスの本数自体もそれほど多くはない(平日約8本程度)。

 今季、富山はホーム戦で『2025シーズン市町村サンクスデー』を実施するなど集客施策に力を入れている。観客の無料招待やスタジアムグルメといったイベントは新規層の取り込みにも有効だ。

 だが、今季前半戦における平均入場者数は4,970人、収容率26.7%。同じくJ2を戦っていた2014シーズンは4,266人で、現段階で微増傾向が見られるが、劇的な成果を挙げているとは言えない。『富山県総合運動公園陸上競技場』の収容可能人数は18,588人とJリーグ全体では中堅規模だが、J2・J3では比較的大きめのキャパシティーになる。

 ツエーゲン金沢との“北陸ダービー”のような地元意識がスパークする一戦があればホーム戦の賑わいもまた違ったものになるが、如何せん金沢とは戦うカテゴリーが分かれている(金沢はJ3)。まずは19位(3勝7分9敗)という現在の順位を少しでも上げ、ファンから「週末に足を運ぶイベント先」に選ばれる必要がある。

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【了】
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