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Jリーグ“最強”スタジアムは? パワーランキング26〜30位。立地・人口・アクセスなど各指標から順位化

シリーズ:スタジアムパワーランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 スタジアムの持つパワーは単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、収容人数、アクセス、座席の多様さ、チケット価格(大人・一般のみ)、所在地人口の5つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブのスタジアムはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。

30位:ヤマハスタジアム(156)


【写真:Getty Images】

使用クラブ:ジュビロ磐田
収容人数:1万5,165人(43位)
最寄り駅からの距離:1.7km(29位タイ)
座席種類数:14(22位タイ)
最安チケット価格:1,600円(5位タイ)
所在地人口:16万4,914人(50位)

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 ジュビロ磐田の本拠地「ヤマハスタジアム」は、静岡県磐田市に位置する球技専用スタジアムで、スタジアムパワーランキングでは30位にランクインした。

 1978年にヤマハ発動機サッカー部の本拠地として開場し、以降も段階的に改修を重ねてきた。収容人数は1万5,165人(全体43位)と小規模だが、陸上トラックのない設計により、ピッチとの距離が近く、臨場感あふれる観戦環境がファンに支持されてきた。

 最寄り駅はJR御厨駅で、スタジアムまでは約1.7km(全体29位タイ)。徒歩圏内ではあるが、バスや自転車でのアクセスも一般的で、地方スタジアムとしては標準的な立地条件だ。

 座席種類は「14」(全体22位タイ)と平均的。通常席に加え、ボックスシートやロイヤルシートといった特別感のある席種も用意されている。

 最安チケット価格は1,600円(全体5位タイ)とリーズナブルで、集客を後押しする要因となっている。ただし、屋根のカバー率や設備の老朽化などを踏まえると、最新スタジアムと比較して機能面では課題も残る。

 所在地である磐田市の人口は約16万5,000人(全体50位)と多くはなく、集客面でのポテンシャルは高くない。

 磐田はかつての黄金期に多くのファンを獲得し、2006年には1試合平均1万8,002人の観客動員を記録した。しかし、今シーズン前半戦は平均1万2,647人の動員。大規模試合に限ってエコパスタジアムで開催している。6月15に行われた愛媛FC戦では昨年に続いて「遠州三光祭」企画も同時開催され、2万7,377人の観客を集めた。

 ヤマハスタジアムはクラブにとっての“聖地”であり、ファンにとっても栄光の原風景だが、今後は時代に応じたアップグレードも期待される。

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