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Jリーグ“最強”スタジアムは? パワーランキング26〜30位。立地・人口・アクセスなど各指標から順位化

シリーズ:スタジアムパワーランキング text by 編集部 photo by Getty Images

28位:ニッパツ三ツ沢球技場(162)


【写真:Getty Images】

使用クラブ:横浜FC
収容人数:1万5,442人(38位)
最寄り駅からの距離:1.4km(24位)
座席種類数:13(24位タイ)
最安チケット価格:3,200円(56位タイ)
所在地人口:376万9,150人(1位タイ)

 横浜FCの本拠地「ニッパツ三ツ沢球技場(ニッパツ)」は、横浜市神奈川区にある球技専用スタジアムで、スタジアムパワーランキングでは全国28位にランクインしている。

 最大の魅力は、専用スタジアムならではの臨場感。陸上トラックがないためピッチとの距離が非常に近く、選手の動きや声を間近に感じられる。収容人数は1万5,442人(全体38位)と中規模で、1955年開場という伝統も相まって、独自の熱気を生み出している。

 最寄り駅は横浜市営地下鉄ブルーラインの三ツ沢上町駅で、スタジアムまでは約1.4km(全体24位)。横浜駅からもバスで10分程度と、都市型スタジアムとしての利便性は高い。

 一方、座席種類は「13」(全体24位タイ)と平均的。大型スタジアムに比べれば選択肢は限られるが、シンプルかつ快適な観戦環境が整えられている。

 横浜市は人口約377万人(全体1位タイ)を誇る巨大都市で、Jリーグでも屈指の集客ポテンシャルを持つ。しかし、横浜F・マリノスをはじめ複数のプロクラブが競合する地域であり、ファンの獲得は容易ではない。

 チケットの最安価格は3,200円(全体56位)と高額帯に位置し、スタジアムパワーランキングではマイナス要素。立地条件を考えれば一定の納得感はあるものの、今シーズンの平均観客数はJ1で19位の9,390人にとどまっており、空席の多さを踏まえると、もう少しハードルを下げる余地があるかもしれない。

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