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Jリーグ“最強”スタジアムは? パワーランキング21〜25位。立地・人口・アクセスなど各指標から順位化

シリーズ:スタジアムパワーランキング text by 編集部 photo by Getty Images

21位:駅前不動産スタジアム(174)

サガン鳥栖
【写真:Getty Images】

使用クラブ:サガン鳥栖
収容人数:2万219人(24位)
最寄り駅からの距離:0.75km(11位)
座席種類数:15(21位)
最安チケット価格:2,000円(19位タイ)
所在地人口:7万4,143人(56位)

 サガン鳥栖の本拠地「駅前不動産スタジアム(駅スタ)」は、九州・佐賀県鳥栖市に位置するスタジアムで、パワーランキングでは21位にランクインした。

 最大の特徴は、JR鳥栖駅から徒歩約5分(約0.75km)という圧倒的なアクセス。公共交通機関での来場がしやすく、アクセス指標ではJリーグ全60クラブ中11位と上位に位置している。

 鳥栖市の人口は7万4,143人と全体56位。地元からの集客には限界があるため、福岡・久留米・佐賀といった広域圏からの動員が不可欠な立地にある。駅からの距離が近いことは、こうした広域からの観客を呼び込むうえで重要な利点となっている。

 収容人数は2万219人(全体24位)と平均的だが、ピッチとスタンドの距離が非常に近く、臨場感のある設計が魅力。球技専用でサッカーに最適化された構造のため、迫力は十分だ。

 座席種類は「15」とやや少なめながら、基本を押さえた構成で、使い勝手が良い。最安チケット価格は2,000円(全体19位タイ)とリーズナブルで、2025シーズンのJ2前半戦における1試合平均動員が7,614人であることを考えると、価格の手頃さで観客数を確保する戦略がうかがえる。

 2024年まで13シーズン続けてJ1で戦っていた鳥栖は、コロナ禍を除けば安定して1万人以上の動員を記録していた。J2で戦う今シーズンは観客数の減少が顕著で、クラブにとって正念場のシーズンとなっている。

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【了】

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