「解決策はある」決められた無回転シュートを止める術はあった

　その無回転シュートに虚をつかれてしまった守護神の西川周作も「ブレてはいたんですけど、あれをどう止めるべきかという解決策は自分の頭の中にある」と、GKとして個人レベルで止める術はあったと反省しながら、その前に「あのシュート以外にも、遠目からどんどん狙ってきてましたし、打たせてしまっているというのはその分、相手にも余裕があることだと思うので。Jリーグでなかなか打ってこない間合いというのは全員が肌で感じられた部分だと思う」と語る。

　そうした甘さというものが、浦和が本来強みとするディフェンス面でも出てしまうというのはこれまでの2試合よりも、失点という具体的な形で突き付けられた。この試合に向けてはモンテレイの対策というよりも、自分たちの良さを出していこうという方針はマチェイ・スコルジャ監督からも提示されていたようだ。

　それでも基本的に守備面でやるべきことは変わらないが、だからこそ守備のタイトさというものはもっと出したかった。