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【写真:Getty Images】
試行錯誤を重ねて積み上げたJ1通算400試合出場
25日に行われた明治安田J1リーグ第15節延期分のアルビレックス新潟戦で、川崎フロンターレの象徴的存在、小林悠がJ1通算400試合出場を達成した。度重なる怪我に悩まされながらも、試行錯誤して歩んできたプロキャリア。どのような状況でもブレない姿勢で、これからもゴールを狙い続ける。
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序盤は両チームが好機を作り出す展開だったが、川崎はセットプレーから2得点を奪い試合を優位に進めた。後半、アルビレックス新潟が猛攻を仕掛けてくる中、的確な選手交代で凌ぎ切った川崎が3-1で勝利した。
2点リードの状況で、68分からピッチに投入された小林悠は、新潟のビルドアップに対して前線から何度もプレスを仕掛け、反撃の芽を摘んだ。
小林は、後半の戦いをこのように振り返る。
「新潟のボール回しがすごく上手かったので、守備の時間が長くて最後の方は結構きつかった。もうちょっと自分たちの時間を作れたら、チャンスも作れたのかなと思います」
新潟が3枚替えの交代で、一気に圧力を強めてきた直後にピッチに投入されるのは、今季就任した長谷部茂利監督の揺るぎない信頼を得ているということだろう。
今季は主に途中出場がメインだが、5月25日のガンバ大阪戦以降、5試合連続でピッチに立つなど、ベテランの域に差し掛かっても変わらず存在感を見せている。
「怪我も多かったですけど、自分なりに試行錯誤をして、どうやったらプレーできるか、長くプレーできるかって考えながらやってきたサッカー人生だと思います」
ピッチに立つたび、自分の体と向き合い変化に適応してきた。その積み重ねが、今の小林を作り上げている。
「大学経由でここまで長くやれる選手は少なかったと思います。自分自身がこんなにできると思っていなかったので、自分が一番驚いています」とここまでの道のりを振り返る。
プロ16年目で400試合という大台に乗せた小林の挑戦はまだ終わらない。
「次、450か…どうかな?(笑)あまり先のことを考えずに、1試合1試合頑張りたいと思います」
「J1リーグにおける途中出場選手の最多得点数」のギネス世界記録を持つ背番号11は、まだまだゴールを狙い続ける。
(取材・文:佐藤彰太)
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