川崎フロンターレ 最新ニュース
サウジアラビアで行われているAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズで、川崎フロンターレはアル・サッド(カタール)、アル・ナスル(サウジアラビア)を破り、決勝へと駒を進めた。アジア王者を決める決勝を前に、就任1年目で結果を残す長谷部茂利監督の手腕に迫る。(取材・文:加藤健一)
過密日程を戦い抜き、アジア王者へあと1勝
81日間で19試合──2024シーズン序盤の川崎フロンターレは、まさに極限の中で戦っている。
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明治安田J1リーグとAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を平行して戦うスケジュールは、どう考えても消耗が激しい。ACLEでは中国やタイへの移動もあり、移動距離も時差も過酷を極める。それでも川崎は、クラブ悲願のアジア制覇にあと1歩のところまできた。
この過密日程で勝ち抜くには、選手個々の頑張りだけでは足りない。緻密な戦術、そして何より選手起用も含めた指揮官のチームマネジメントが結果を左右する。
就任1年目の長谷部茂利監督は、正しい判断を下してきた。
「まずはクラブのフィロソフィーを体現すること。それが出発点です。勝ち点を取りながら修正する。優勝できなかった理由が必ずあるので、そこに目を向けていきたい」
1月7日、指揮官はチームの初練習後にそう語った。それは単なる戦術のアップデートではない。
「言葉の選び方」一つとっても、長谷部監督の思考は緻密だ。