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Jリーグ 5か月前

ジェフ千葉は「J1に行くチャンスがある」。植田悠太は厳しい言葉をもらい、雪辱を誓う。その信念の先に…【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

「自分の武器は攻撃なので…」2失点目は「自分がもう少し…」

「今、中々、自分たちが点を決められない分、その回数を増やしていきたいと思います」と意欲を示すと「自分の武器は攻撃なので、その部分で違いを作って起点になることを意識しました」とコメント。自分の可能性を信じているからこそ、植田はそう考える。

 しかし、次の得点を奪ったのも鳥栖だった。69分、中盤でボールをロストしペナルティーエリアに縦パスを通されMF西澤健太にクロスを入れられると、DF髙橋壱晟が触ったボールはそのままゴールネットを揺らしオウンゴールに。ビハインドは2点に広がった。

 植田は「1失点目は自分が寄せて、その背後を突かれたので、我慢して椿くんを降ろすなりができたらベストだったんですけど、2失点目は大輔さんの後ろから走られて背後を突かれたので、自分がもう少し締められていたら、そこを通されなかったと思います」と反省点を口にした。

 負ける訳にはいかない千葉が猛攻を仕掛け、敵陣深くでボールを奪い引っかける。立ち上がりからチャレンジし続けている“前への姿勢”を、さらに強めることで、鳥栖はラインを押し上げられずボールの出どころを潰せない。

 すると76分にはMF横山暁之のクロスを途中出場のFWデリキが左足ダイレクトボレーを放ったが、これは相手キーパーに阻まれると、87分のコーナーキックのチャンスでDF鳥海晃司が頭で合わせたが、これもセーブされると奮闘も虚しくタイムアップ。3試合連続無得点で終えた。

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