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フォーカス 5か月前

注目度が低下…? Jリーグ、入場者数の上昇率ワーストランキング16〜20位。昨季より観客が減っているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

18位:アビスパ福岡


【写真:Getty Images】

本拠地:ベスト電器スタジアム
収容可能人数:2万1,562人
2024シーズン1試合平均:9,698人
2025シーズン1試合平均:9,200人
前年比:-5.1%

 アビスパ福岡の2025シーズンにおける1試合平均観客数は9,200人で、前年比5.1%の減少となった。

 2023シーズンのJリーグYBCルヴァンカップを制したアビスパ福岡は、2023シーズンのリーグ戦1試合平均が9,766人だった。その後、2024シーズンは9,698人、今シーズンは9,200人と、わずかではあるが減少傾向が続いている。

 それでも試合ごとの動員を見る限り、目立った落ち込みは見られない。2024シーズン前半戦では1万人超えが2試合だったのに対し、今シーズンはすでに4試合で1万人を突破。平日開催だった第12節・ファジアーノ岡山戦の6,157人を除けば、他の試合はすべて7,000人以上を動員し、安定した集客を保っている。

 今後の巻き返しも十分期待できる。昨シーズンも同時期の平均は9,050人で、そこから最終的に9,698人まで伸ばした実績がある。過去2年は、いずれもホーム最終戦でシーズン最多動員を記録していた。

 サガン鳥栖のJ2降格により、1万人超の動員が期待できる“九州ダービー”が今シーズンは開催されないのは痛手だが、それでも平均を上げていく余地はある。

 特筆すべきは、ホームでの成績だ。ここまで6勝3分け1敗と力強い数字を残しており、観客の声援に応える結果を残している。今後の盛り上がり次第では、1万人台の平均も見えてくるかもしれない。

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