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Jリーグ 5か月前

このままでは厳しい…。Jリーグ、ゴール期待値ワーストランキング1~5位。迫力不足が否めないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:横浜F・マリノス

横浜Fマリノス
【写真:Getty Images】

2025リーグ戦成績:23試合4勝6分13敗(20位)
2025リーグ戦得点数:23試合20得点
ゴール期待値:22.7

 2025シーズンの横浜F・マリノスは、Jリーグ創設メンバーの“オリジナル10”でありながらJ2降格の危機に陥っている。その主な要因が深刻な得点不足にあることはデータが示している。

 屈辱のJ1最下位に沈むマリノスは、攻撃陣の顔ぶれだけを見れば、国内どころかアジアでも屈指のタレントを揃えている。アンデルソン・ロペス、ヤン・マテウス、エウベルといったブラジル人トリオや、遠野大弥、植中朝日、宮市亮のような“一発”を持っている名手たちは、本来であればゴールを保証してくれる存在だ。

 しかし、マリノスの惨状はゴール期待値「22.7」という数字に表れている。これは明治安田J1リーグ全20クラブ中ワースト4位のゴール期待値であり、23試合を消化しているので、1試合で1得点奪えるかどうかという状況。豪華攻撃陣を有しているとは思えない成績だ。

 このゴール期待値を個で上回る選手も現状はおらず、ここまでのチーム総得点数は「20」と、ゴール期待値を大幅に下回っている。かつてのような破壊力は、どこへ行ってしまったのか。

 マリノスが最後にJ1で複数得点を記録したのは、5月31日に行われた第19節のFC町田ゼルビア戦(〇 3-0)。今季2度の監督解任を経験したトリコロール軍団は、いまだ攻撃面の不振から脱却することができずにいる。

 7月7日~8月20日にかけて設置される第2登録期間(ウインドー)でディーン・デイビッドやユーリ・アラウージョ、谷村海那といったオフェンシブな選手を次々と獲得したものの、海外やJ2でプレーしていた彼らがJ1の舞台でどこまでやれるかは未知数だ。

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