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Jリーグ 5か月前

このままでは厳しい…。Jリーグ、ゴール期待値ワーストランキング1~5位。迫力不足が否めないのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレ
【写真:Getty Images】

2025リーグ戦成績:22試合6勝5分11敗(17位)
2025リーグ戦得点数:22試合16得点
ゴール期待値:21.5

 鈴木章斗(21歳)、福田翔生(24歳)という優秀な2トップを擁しながら、明治安田J1リーグ全20クラブ中ワースト2位のゴール期待値となっているのが湘南ベルマーレだ。

 2025シーズンのJ1で、湘南は開幕5戦無敗(3勝2分)とスタートダッシュに成功した。開幕3連勝達成時には、クラブ史上初のJ1首位に浮上。3連勝中に記録した計5ゴールは鈴木と福田のみで奪ったものだった(鈴木:3得点/福田:2得点)。

 だが、その後の湘南は白星の獲得に苦戦するようになり、現在はJ2降格圏手前の17位に沈んでいる。原因が得点力不足にあることは間違いないだろう。ここまでのゴール期待値は「21.5」で、1試合で1得点奪えるかどうかというところ。総得点数はさらに落ち込む「16」という数字で、接戦に持ち込んだとしても、勝ち切るのが難しい状態に陥っている。

 そんなチーム状況の悪化に引っ張られたこともあってか、若き2トップも目立たなくなってきた。鈴木は22試合を消化した段階で3得点のまま、福田も18試合で4得点と、開幕当初の勢いを明らかに失っている。

 窮地に陥る湘南に追い打ちをかけるのは、チーム内でゴールの可能性を感じさせる数少ない選手だった福田の退団である。ブレンビーIF(デンマーク)に完全移籍する福田は、国内最後の試合となった第23節のヴィッセル神戸戦(●0-4)後に「申し訳なさと、ただただ悔しい」と率直な気持ちを吐露している(7月5日掲載/湘南公式サイトより)。

“2本の矢”のうちの1本を喪失した湘南は、ゴール期待値はもちろん、さらなるゴール数減少の危機に直面している。

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