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Jリーグ 5か月前

「またダラダラして…」浦和レッズにのしかかる問題。それでも安居海渡は「正直、まだ優勝が狙える」と言う【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第24節が19日に行われ、浦和レッズは敵地でFC東京と対戦し、3-2で敗北。目まぐるしくスコアが動くシーソーゲームを落とし、FIFAクラブワールドカップ(CWC)を全敗で終えたチームは引き続き苦境に立たされている。その中で、この日ゴールをあげた安居海渡は新たな武器を研いでいた。(取材・文:河治良幸)

クラブワールドカップから帰国後、浦和レッズは約1か月ぶりのJリーグへ

浦和レッズ所属MF安居海渡
【写真:Getty Images】

 浦和レッズがFIFAクラブワールドカップ(CWC)からほぼ4週間ぶりとなるJリーグの試合に臨んだが、ホームのFC東京に1-2からの逆転を許す形で、3-2の敗戦を喫した。マチェイ・スコルジャ監督が「言い訳はしたくありませんけど、我々にとって4週間ぶりの公式戦、しかも夏場での初戦という状況でした。そこでのゲーム勘の足りなさはあったと思いますし、両チームを比較すると、特に後半の体力の部分に違いがあった」と語った。

 試合を通して、FC東京の良かった点、浦和の問題点が複合した結果と見るが、負けた浦和にもポジティブな要素はあった。その1つが安居海渡の今シーズン初得点となる同点ゴールに表れた。15分、浦和は自陣のビルドアップから左センターバックのマリウス・ホイブラーテンのパスをタッチライン側で受けたマテウス・サヴィオが、長友佑都に厳しくマークされながらも中に持ち運ぶ。

 その間に、浦和デビューとなった1トップの小森飛絢が左に流れて生じたスペースへ、右サイドから金子拓郎が斜めに飛び出すと、マテウス・サヴィオは右足で鋭い縦パスを出した。これは惜しくも左サイドバックのポジションから絞った室屋成にカットされるが、浦和のトップ下である渡邊凌磨が素早いリカバリーで奪い返し、右サイドをオーバーラップする石原広教に展開した。

 石原からのクロスは左に外れて、それを小森が拾って角度のないところからシュートに持ち込むが、FC東京の新守護神であるキム・スンギュが至近距離で止める。

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