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【写真:©横浜F・マリノス】
横浜F・マリノスの本拠地に設置されたリモートワークルーム
横浜F・マリノスは6月25日、明治安田J1リーグ第15節のFC東京戦で、会場である日産スタジアム内の会議室にリモートワークができる部屋を設置して、利用者のニーズに応えた。スタジアムで仕事という一見結びつきにくそうな取り組みだが、参加者からは「ぜひ継続してください」といった声が上がっている。好評の理由に迫った。
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会議室内はWi-Fiと電源が完備されており、スタジアム内で仕事ができるのはもちろん、メインスタンドの西側に位置するので、自由に出入りができ、スタンドにすぐに行くことができるのだ。午後1時から利用でき、仕事が終わればすぐに試合前のイベントやスタグルなど楽しむこともできる。
クラブ担当者に聞いたところ、実際に参加者からはポジティブな意見が多く届いているという。
職場が日産スタジアムから遠いと、午後7時30分のキックオフに間に合わないことも多いが、日産スタジアムで仕事をしていれば仕事終わりの移動の時間を考える必要がなくなる。「いつもは仕事に追われて出発がギリギリになってしまい、キックオフ過ぎて到着するなど残念に思うことが多いのですが、仕事も最大6時間できる上に、スタグルも楽しめた」という利用者がいた。
また、マリノス君がリモートワークルームを訪れて利用者を励ます時間もあり、「マリノス君が来てくれて写真撮れたり、握手してくれたり、オリジナルシールをもらえたりでめちゃくちゃ満足感が高かった」という声もあった。
スタジアムが仕事場になれば、仕事とサッカー観戦をつなぐ新たなスタイルになるだろう。「リモートワークを推奨している会社なので、リモートワークルームを用意いただいたことで午前中は自宅、午後はスタジアムでという形でギリギリまで仕事が出来るので、ものすごく観戦に来やすくなりました」とこの施策に感謝する人もいた。
その街のクラブを応援したい。でも、仕事があって行くことができない。そんなひとつの悩みを抱えていたサポーターはきっといただろう。こうした取り組みによって、サポーターがスタジアムに足を運ぶきっかけとなったら素敵なことに違いない。
(文・竹中愛美)
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