舩橋は失点にも関与「ハッキリプレーすることが必要だった」
「諒也君と蹴る前に少し話して、『少し触ったら入るくらいのボールを蹴れ』と言われたんで、そのイメージ通り出すことができました」と本人も手ごたえを口にする。
早い時間に2-0とリードを広げた鹿島。だが、首位・柏も決して諦めることなく、43分に小屋松知哉が1点を返す。舩橋はこの失点シーンに絡むミスを犯してしまった。
始まりは相手右サイド・久保藤次郎のドリブル突破。鹿島の背番号20はペナルティエリア手前に下がってボールをカットしたはずだったが、垣田に奪い返され、それが最終的に小屋松に渡って右足シュートを決められるという悔しい流れになったのである。
「つなごうか、蹴ろうか、クリアしようか迷ってしまった。もうちょいハッキリプレーすることが必要だったのかなと思います。ホントにああいうミスが勝敗を分けるというのは、試合に出るようになって物凄く感じること。細かい判断を積み重ねていかないといけないですね」と若きボランチは大いに反省しつつ、2-1で試合を折り返すことになった。
迎えた後半。柏はより一層、攻撃のギアを上げてきて、鹿島は守勢に回らざるを得なくなる。鬼木監督は10分が過ぎたところで舩橋とチャヴリッチを下げ、樋口雄太と松村優太をダブル投入する。天皇杯の出場時間も考慮されたと見られるが、こういう試合で早い交代を告げられるのは、舩橋にとっては悔しいこと。