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2025年の明治安田Jリーグは前半戦が終了し、各クラブは後半戦に臨んでいる。スタジアムでは多くの観客が訪れて賑わいを見せており、その中でも突出した「収容率」を記録しているクラブが存在する。今回は、今季前半戦におけるJ1~J3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタンドが熱狂に包まれたクラブをランキング形式で紹介する。※入場者数は『Jリーグ公式サイト』を参照。成績およびデータは6月15日時点
3位:FC今治

【写真:Getty Images】
本拠地:アシックス里山スタジアム
収容可能人数:5,316人
平均入場者数:4,598人
収容率:86.5%
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FC今治の躍進はピッチ内にとどまらず、ピッチ外でも感じ取ることができる。クラブ史上初のJ2挑戦に臨んでいる今治は、2025シーズン前半戦のJリーグ収容率ランキングでJ1の強豪クラブを差し置いて堂々の3位にランクイン。サッカー日本代表監督として二度ワールドカップを指揮した岡田武史が会長を務めるクラブは、他とは一線を画すスタジアムに多くの人々を呼び込んでいる。
本拠地『アシックス里山スタジアム』といえば、その名の通り里山をコンセプトにした自然と共存できるスタジアムとして有名だ。収容可能人数は「5,316人」だが、将来的にはJ1基準を満たす最大15,000人まで増築可能。今季前半戦の平均入場者数は「4,598人」、収容率は「86.5%」と驚異的な数字を叩き出している。
無論、今治が初めてJ2という舞台に立っているという事実が集客に影響しているのは間違いない。現在は9位に位置するが、J1昇格プレーオフ(PO)出場圏内の6位・ジュビロ磐田とは勝ち点「8」差。シーズン後半戦の巻き返し次第では逆転PO出場も可能であり、サポーターはスタンドでより熱を込めた応援を続けるだろう。
民設民営で整備されているアシさと内には『里山ジャルダン』(広場空間)のような自然のなかで遊べるスペースがあり、カフェも併設されている。試合開催日以外であっても365日サポーターや地域の人々が集まる場所になっていることで、スタジアム自体が地域コミュニティの核の一つとなっているのだ。
それが巡り巡って収容率アップに繋がるという好循環を、現在の今治は生み出しているのかもしれない。
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