フットボールチャンネル

Jリーグ 4か月前

夢しかない! J3→J1へ“飛び級移籍”を実現させた奇跡の選手5人。思いがけない飛躍を遂げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:坂田大樹(さかた・だいき)

アビスパ福岡の坂田大樹
【写真:Getty Images】

生年月日:1994年9月11日
クラブ:いわきFC→アビスパ福岡
移籍時期:2023年

 坂田大樹は、J3からJ1どころか、県リーグからJ1まで上り詰めた異色のキャリアを持つゴールキーパーだ。

 2017年、流通経済大学を卒業した坂田は、当時福島県1部リーグ所属だったいわきFCに加入した。

 1年目から正守護神として活躍し、チームの昇格とともに東北2部南、東北1部、JFLを経て、2022年にはJ3で20試合に出場し、2023年にJ1のアビスパ福岡に引き抜かれた。

 福岡では村上昌謙、永石拓海という実力者が在籍していたため、出番は限られ、2シーズンで公式戦出場は天皇杯2試合のみにとどまった。

 それでも積み重ねてきた経歴が評価され、2025年から柏レイソルに加入。引き続きJ1クラブに在籍することになった。

 坂田にとって柏は特別な場所だ。流通経済大柏高等学校に進学する前、柏イーグルスTOR’82という柏の提携クラブに所属していた生粋の“柏っ子”である。

 それだけに、坂田にとっても柏加入は感慨深いものであり、坂田は加入時にクラブ公式サイトで「柏レイソルという歴史あるクラブ、地元で幼い頃から応援してきたクラブでプレーできることを大変嬉しく思います」とコメント。幼少期の憧れのクラブでプレーするという夢を叶えた。

 いわきで県リーグを戦っていたとき、30歳で古巣に戻ってくる未来は、本人でも想像できなかったのではないだろうか。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!