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Jリーグ 4か月前

夢しかない! J3→J1へ“飛び級移籍”を実現させた奇跡の選手5人。思いがけない飛躍を遂げたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:横山歩夢(よこやま・あゆむ)

横山歩夢
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年3月4日
クラブ:松本山雅FC→サガン鳥栖
移籍時期:2023年

 横山歩夢は、東海大学高輪台高等学校卒業後、2021年に松本山雅FCでプロキャリアを始めた。

 プロ1年目はJ2で無得点だったが、2年目はJ3で11ゴールの活躍で注目を集め、2023年1月にJ1のサガン鳥栖に加入した。

 圧倒的なスピード、裏への抜け出しやドリブルを武器とする横山は、2023年3月に開催されたAFC U-20アジアカップウズベキスタン2023にU-20サッカー日本代表の一員として出場し、この世代を牽引するアタッカーと評価された。

 J1初年度は負傷の影響もあり、目立った活躍はできなかったが、終盤には4アシストを記録している。

 迎えた2024シーズンはコンスタントに出場し、24試合で5ゴールを挙げ、夏にイングランド3部のバーミンガム・シティFCに加入した。

 バーミンガムでは主にカップ戦でプレーしたが、レギュラー定着には至らず。2025年1月にベルギー1部のKRCヘンクに期限付き移籍。リザーブチームであるヨング・ヘンク(2部)で実戦経験を積み、今夏に完全移籍へと切り替わった。

 ヘンクのディレクターであるディミトリ・デ・コンデ氏は、横山の完全移籍に際し「彼のさらなる成長を確信している」とコメントしている。

『transfermarkt』によれば、バーミンガム加入時の移籍金は100万ユーロ(約1億6000万円)から、今回の移籍では300万ユーロ(約4億8000万)へと跳ね上がっている。

 Jリーグの1〜3部と欧州の複数カテゴリを経験した横山。ヘンクでトップデビューを飾れば、ヨーロッパでも1部の舞台に立つことになる。

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