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プロ1年目の昨季後半から試合に絡むようになったガンバ大阪MF美藤倫は、今季は開幕からコンスタントに出場してプレータイムを伸ばしていたが、4月下旬に左足首を負傷してしまう。「思った以上に長引いてしまった」という怪我を乗り越えた背番号27は、約3か月ぶりにパナソニックスタジアム吹田に帰ってきた。(取材・文:高村美砂)
3ヶ月ぶりにピッチに立った美藤倫「そういう思いを全部ぶつけようと」

【写真:Getty Images】
左足首を痛め、長らく戦列を離れていたガンバ大阪・美藤倫が戦列に戻ってきた。復帰戦は7月20日に戦った、J1リーグ第24節・川崎フロンターレ戦だ。4月25日のJ1リーグ第12節・FC東京戦以来、約3ヶ月ぶりにメンバー入りを果たすと、89分から途中出場でピッチに立った。
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「難しい状況でしたけど、守備のところで1つでも多く、ボールを奪い切ることと、動き回ること。それによってできるだけ相手に押し込まれないようにすることは意識していました。本来は、もっと前に前に、プレーしたかったのもありましたけど、時間帯やみんなが疲弊している状況もあったと考えれば、最低限、やるべきことはやれたのかなと思っています」
一際、目を惹いたのは、5分間の後半アディショナルタイムに突入した直後、92分のプレーだ。川崎の背後を狙った攻撃にすかさず反応した美藤は、裏への抜け出しを狙った山本悠樹を後ろから追い越して体を入れて、ボールを刈り取る。
「思った以上にケガが長引いてしまって、苦しかった時期もありましたけど、自分と向き合えた時間でもあったので。そういう思いを全部、今日のピッチにぶつけようと思っていました」
その気迫あるプレーを讃えるべく駆け寄ったセンターバックの中谷進之介に小さなガッツポーズで応えると、ハイタッチを交わして雄叫びを上げた。