1位:FC東京

【写真:Getty Images】
J1順位:14位(勝ち点29)
総失点数:34失点
76分~試合終了の失点数:11失点(AT失点数:6)
試合終盤の失点数が最も多いクラブはFC東京となった。ATの6失点を含む、11失点を76分以降に記録している。
29日時点で8勝5分11敗のリーグ14位と、上位に絡めていない同クラブ。その原因は、やはり終盤の勝負弱さにありそうだ。
今季リーグ戦における総失点数「34」のうち、約3分の1となる11失点を76分以降に喫しているからだ。
FC東京の場合は、終盤の失点が五分五分の勝負を決する1点というよりは、致命傷となってしまうケースが多い。
相手に先制点を奪われ、同点に追いつこうと前がかりになったときにボールを奪われ、カウンターからダメ押しとなる2点目、3点目を決められ終戦、という流れが目立っている。
これには、チームスタイルやDFの陣容の影響が大きいと考えられる。FC東京は若い選手が非常に多く、前線からのハイプレスで即時奪回を狙う。
ただ、その網をかいくぐられた時、数的不利となった状況で、最終ラインから指示を出せるかじ取り役がいない。長年その役割を務めて来た森重真人は38歳となり、能力面での衰えは隠せない。
木本恭生も試合にあまり出られておらず、アレクサンダー・ショルツはまだ加入したばかり。そのほかは経験が乏しい20代前半の選手がほとんどだ。
ATに与えた得点数「6」は、現時点でリーグワースト記録である。試合運びに工夫を施さなければ、上位への進出は望めない。
【関連記事】
あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング1〜5位。集客に課題を抱えているのは?
Jリーグ、アクセス悪いスタジアム1〜10位
【最新順位表】2025明治安田J1リーグ
【了】