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2人退場、川崎フロンターレは自分たちから崩れた。「レフェリングに対して今言うことはない」「冷静になれない選手がいたり」

text by 編集部 photo by Getty Images

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川崎フロンターレ
【写真:Getty Images】

2人退場の川崎フロンターレ「自分たちが崩れてしまった」

 明治安田J1リーグ第25節、川崎フロンターレ対アビスパ福岡が9日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われ、川崎は2-5で敗れた。先制に成功した川崎だったが、フィリップ・ウレモヴィッチとファンウェルメスケルケン際が前半に退場となる苦しい展開に。立ち上がりの内容は良かっただけに悔やまれる試合運びとなった。

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 2つの退場シーンについて意見は分かれるかもしれないが、どちらも主審の裁量の範疇で、著しく間違いとは到底言えない。ただ、そういった判定に対しての不満が少しずつ溜まっていったようにも見える。2人少なくなった後も見劣りしないパフォーマンスをチームとして見せていただけに、積もっていくフラストレーションが水を差してしまった。

 結果的には自分たちから崩れてしまったという表現になるだろう。キャプテンの脇坂もそれを認める。

「レフェリングに対して今言うことはないですけど、実際に冷静になれない選手がいたり、自分たちから慌てる必要がない、崩れる必要がないところで自分たちが崩れてしまったと自分は捉えています」

 この試合から新競技規則が適用され、特定の事象については主審とコミュニケーションを取れるのがキャプテンに限定される「キャプテンオンリー」が導入されている。

「重大な状況や重要な事象または決定の後に、競技者が主審を威嚇したり取り囲んだりするのを防ぐため各チームから主審に話しかけることができるのは1人の競技者のみ」(キャプテンオンリーガイドラインより)

 72分に河原創と交代でピッチを後にする際に、フラストレーションを表にした山本悠樹は「自分たちが言いたいこと、思っていることをもうちょいうまく伝えるといいかなって言うのは当事者を含めてあると思う」とキャプテンオンリーへ適応する必要性に触れている。

 キャプテン以外とのコミュニケーションが禁止されているわけではないので、彼らの不満をどうマネージしていくかは、選手とレフェリー双方の課題になるだろう。

(取材・文:加藤健一)

 

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【了】

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