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渡辺皓太は悔しさを露わにした。「本当に自分ら後がないんで」。横浜F・マリノスが東京ヴェルディよりも劣っていたもの。「もっと必要」

text by 編集部 photo by Getty Images

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横浜F・マリノス 渡辺皓太

【写真:Getty Images】

渡辺皓太が感じた横浜F・マリノスが今勝つために必要なもの

 横浜F・マリノスは8月9日、明治安田J1リーグ第25節で東京ヴェルディと対戦し、1-0で敗れた。およそ3週間の中断明け最初の試合で今季初の3連勝を狙ったが、終始ヴェルディに押し込まれる苦しいゲームとなった。後半開始からボランチとしてピッチに立った渡辺皓太は「勝ちにいってたのに結果が出なくて残念です」と悔しさを露わにした。

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 ミックスゾーンに現れた渡辺の表情は暗かった。

 後半開始からジャン・クルードと交代してピッチに送り込まれた渡辺は早速、決定機を迎えた。50分、天野純が右サイドからクロスをあげると、そこに渡辺が飛び込み、シュートを放つ。惜しくもボールは枠の右に外れてしまった。

「決めるべきでした」とそう短く答えた渡辺はこの試合最大の決定機を悔やんだ。

 マリノスは直近3試合で2勝1分けと良い流れを持って試合に臨んでいたはずだった。中断期間もマリノスのサッカーの基準となるところはもちろん、守備時のチームの約束事など再確認した。

 渡辺は「強度の高い練習をやって、コンディションの面で準備できてたんすけど、うまく結果に繋げられなかった」とこの日の試合に向けて過ごしてきた期間を振り返った。

「戦う姿勢やゴールに向かっていく姿勢、ボールを奪いに行く姿勢、そういう基本的なところがちょっと相手の方が上回っていたと思うんで、そこはしっかり反省して、基本的なところからやっていかなきゃいけないのかなと思います」と勝つために今必要なことは何か、自らに言い聞かせるように言葉を振り絞った。

 リーグ戦は残り14試合。降格圏から抜け出すためにもきょうのような戦いから脱却しなければいけないことは明白だ。

「相手の方が良いサッカーしてましたし、勝ちたい気持ちだったり、もちろんありましたけど、もっと必要だと思う。1個1個のプレーで出していかなきゃいけないと、どんな相手でも勝つのは難しいことがわかってるんで、もう本当に自分ら後がないんで、チャレンジャーの気持ちでそういうところ、どんな相手でもやっていかなきゃいけないのかなと思います」

(取材・文:竹中愛美)
 

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