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「そこを取りこぼしてしまうと…」天野純は敗戦から何を思うのか。横浜F・マリノスが今後の戦いに向けて必要なこと

text by 編集部 photo by Getty Images

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横浜F・マリノス 天野純

【写真:Getty Images】

天野純がリーグ再開戦を振り返る

 横浜F・マリノスは8月9日、明治安田J1リーグ第25節で東京ヴェルディと対戦し、1-0で敗れた。直近3試合で2勝1分けと良い流れを持って臨んだ中断明け最初の試合だったが、終始ヴェルディに押し込まれる苦しい展開となった。2試合ぶりの先発でトップ下を務めた天野純は相手にボールを握られた試合について振り返った。

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「守備のところで中々(プレスが)はまらなくて、押し込まれる展開が多くて、セットプレーのところも少し集中力を欠いたようなプレーが多くて、前半は相手ペースで進んで苦しかった。けど、なんとかゼロでしのいでというところで、後半立ち上がり何回かチャンスあった中で決めきれず、相手にワンチャンスを決められて、そこから崩せずっていう、総じて相手ペースで終わった試合だなと思います」

 試合後、天野は同じく残留を争う16位・ヴェルディに完敗した試合を総評した。

 前半は終始、前線からのプレスがうまくはまらずにヴェルディに押し込まれた。コーナーキックを12本も与えただけでなく、ボールを奪った後のミスも目立った。
 
 天野は守備のところで嚙み合わせがうまくいかなかった要因について、「単純に強度の部分も少し足りないなっていうふうにやってて感じたり、攻撃の部分でも中々ボールを受けるのを怖がってしまう場面があったり、もうちょっと個人的には攻撃のところでビルドアップでしっかりと相手のプレスを外すところをやってかないと、ロングボール一辺倒じゃ中々厳しいのかなと思います」と指摘した。

 リーグ戦は残り14試合。18位といまだ降格圏を脱出できない状況は続く。マリノスが今後の戦いに向けて必要なことは何か。天野はこう答えた。

「やっぱり守備がしっかりはまんないとこういった試合になってしまうので、当たり前の球際の強度の部分と1対1でセカンドボールを拾う、デュエルで負けないところをもう1回しっかりやって。今日、本当に五分五分のボールが相手にずっと渡ってたので、やっぱりそこを取りこぼしてしまうと、特に現代のサッカーは難しいのかなと思ってます」

 次節までは1週間、時間はそれほどあるわけではないが、守備の約束事を今一度徹底する必要がありそうだ。

(取材・文:竹中愛美)
 

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【了】

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