“裏のヒーロー”に募る焦り「何と言うのか…寝られないですね」
特に金子が悔しがったのが、80分にカウンターから1対1のシュートをスウォビィクに止められたシーンだ。金子は「自分的にはコースに蹴れたと思ったんですけど、止められてしまったので。あのシーンに関しては決めなければいけない。反省ですね」と語る。
そしてもう1つ、85分にペナルティエリアの右側から放ったシュートが、左に外れたシーンに関しては「イメージは良かったですけど、ボール1、2個分ぐらい外に行ってしまった」と振り返る。
「結果を残さなきゃ、今日はチャンスあったので。本当に結果を残せなかったので。何と言うのか…寝られないですね」
東京五輪世代である金子は日本大学に在学時の特別指定時代を含む、4年半を過ごした北海道コンサドーレ札幌から欧州に渡り、クロアチアのディナモ・ザグレブとベルギーのコルトレイクでプレー。さらなる飛躍を期待する声もあった中で、生まれ育った埼玉県を代表する浦和に加入した。
強い覚悟で来たことを証明するように、右サイドの主翼に定着して攻撃を引っ張ってきたが、リーグ戦のゴールは第12節のサンフレッチェ広島戦の1得点だけ。アシストも2つと、数字だけ見ると物足りないのは明らかだ。