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Jリーグ 4か月前

大儲けしたのは!?Jリーグクラブ、移籍金収入ランキング1位~5位。J2クラブもランクイン!

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 Jリーグは7月、全60クラブに関する2024年度の経営情報を開示した。これまで3月決算の柏レイソルと湘南ベルマーレを除外した状態で発表されていたが、この度改めて両クラブを含めた経営状況が明かされた。今回のランキングでは、そのなかの「移籍補償金等収入」に着目。いわゆる“移籍金”で最も多い収益を得たクラブを紹介する。※成績や移籍金などは『Transfermarkt』を参照

5位:北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌
【写真:Getty Images】

移籍補償金等収入:6億5700万円
退団した選手例:金子拓郎、岡村大八、浅野雄也など

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 Jリーグが公表する「2024年度の移籍情報」によれば、昨季J1を戦ったクラブの中で唯一、入退団のバランスにおいて加入側の選手数が退団側を上回ったのが北海道コンサドーレ札幌だ。

 しかしそれが必ずしもポジティブな効果を生んだとは言い難く、最終順位19位で翌年からの2025シーズンからのJ2降格が決まってしまった。今季もここまでリーグ戦25試合を終えて暫定11位と苦戦しており、8月11日には岩政大樹監督との契約が解除となった。

 2024年に札幌へやって来た新戦力の中にはいまだに出番を得られていない選手も多く、特に“助っ人”としての役割を求められる外国籍選手の目立たなさは気になるところだ。キングロード・サフォとフランシス・カンは加入以来まだ1回もリーグ戦のピッチに立っていない。

 対して同年度に退団したのは金子拓郎や岡村大八などのほか、契約満了でルーカス・フェルナンデスら、他クラブでも主力になれるメンバーだ。特にルーカス・フェルナンデスは今季のJ1で暫定15アシストを記録しており、替えが効かない選手になりつつある。

 札幌の喫緊の課題は財政にあり、それがスカッドの編成に少なからず影響を与えているように見える。同クラブは昨年度に過去最高の売上を記録したが、7期連続で赤字を計上している。

 今年から代表取締役社長に就任した石水創氏は、難しい舵取りの最中だ。移籍金のやりくりも含めて、乗り越えるべき課題は多い。

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