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左か右か、それとも? 鹿島アントラーズ新加入エウベルの起用法「やれと言われたらやれちゃいそう」鬼木達監督が評価する特徴

text by 編集部 photo by Getty Images

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鹿島アントラーズFWエウベル
【写真:編集部】

新加入エウベルは「そういうところは非常に賢い選手」

 鹿島アントラーズFWエウベルと鬼木達監督が14日の非公開練習後に取材に応じた。エウベルは12日、横浜F・マリノスから完全移籍で鹿島に加入することが発表されており、13日にはチームに合流。「みんなが掲げる目標に向かって力になりたい」と意気込みを語っている。

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 チームに合流してまだ2日だが、鬼木達監督からはチームのコンセプトが伝えられ、映像も交えてレクチャーを受けた。鬼木監督は「状況判断とか、そういうところは非常に賢い選手だと思っている」と評価する。

 マリノスでも主戦場だった左サイドでの起用が基本線となりそうだが、鬼木監督は「どこっていうのは意識しなくてもいいのかな」とこれまでの実績に縛られず起用を考える模様。「右で張っているのはあんまり見たことないですけど、やれと言われたらやれちゃいそうなサッカーセンスっていう感じはしています」という見立てだ。

 実際にマリノスでも限られた時間ではあるが右ウイングやトップ下、シャドーなどでもプレーしており、鬼木監督の言うサッカーセンスを活かすのは左サイドだけに限らないのかもしれない。

 たとえば、左のエウベルとFWの鈴木優磨が柔軟にポジションチェンジを繰り返すパターンもあれば、パスの供給源として荒木をトップ下(セカンドトップ気味)に置いてエウベルとチャヴリッチを両翼に置く形も考えられる。右に小池龍太、左にチャヴリッチを置き、エウベルを最前線でプレーさせてもいいかもしれない。
 

 現状は鈴木とレオ・セアラの2トップが基本線だが、エウベルの加入により新たなオプションが生まれた。すべては時間帯や相手の出方と鹿島の狙い次第だが、エウベルの加入により選択肢が広がったことは間違いない。

(取材・文:加藤健一)

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【了】

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