フットボールチャンネル

「あの時間までゼロでいけば」FC町田ゼルビアは勝ちパターンを確立してきている。岡村大八に漲る自信。「自分たちのやりたい形ができてる」

text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ 最新ニュース

FC町田ゼルビア 岡村大八

【写真:Getty Images】

FC町田ゼルビアの5戦連続完封勝利に貢献した岡村大八

 FC町田ゼルビアは16日、明治安田J1リーグ第26節、ホームでセレッソ大阪と対戦し、3-0で勝利した。町田はクラブの連勝記録を7に伸ばし、公式戦は10連勝と勢いが止まらない。最終ラインの中央で体を張り続けた岡村大八は「自分たちで掴み取った勝ち点3だなっていうふうに思います」と5戦連続での完封勝利に自信を覗かせた。

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 3センターバックの中央で先発した岡村は、後半に攻勢を強めてきたセレッソのチャンスの芽をしっかりと摘み、ゼロで抑えた。

 クリーンシートでの連勝記録は5となったが、「そんなに意識せず、ただやっぱ嬉しいことなので、そこは噛み締めて。(菊池)流帆がいなくなって失点したとか、チームが負けたっていうところを個人でも言われたくなかったし、彼がいない分、自分たちが体を張ってやんないとダメだなっていうふうに思ったんで、そこは今回良かった」とポジティブに受け止めた。

 黒田剛監督が試合後の会見で話していた町田の勝利のパターンはこの日も実践された。後半の飲水タイムまでは苦しい展開が続いても耐え、それ以降は交代選手を使って、ギアを上げていくというものだ。

「あの時間までゼロでいけば、うちは中々失点するクラブではないですし、今はすごくディフェンスが堅いので、そこは継続してやれればいいかなと思います」と勝ち方をそれなりには確立してきているようだ。

「自分たちのやりたい形がすごくできてるかなと。相手が引いてくるんであれば、自分たちがしっかりボールを持ってビルドアップして崩していく。相手が前から来るのであればシンプルに背後を、高い選手(を狙って)前線にボールを運んで、セカンドボールを拾うっていう。本当に今、自分たちが目指してたものがこうやって形に出て、それが実際にゴールにつながっている。それが良いと思うので、そこは継続的にやれればいいかなと思ってます」

 たとえ押し込まれたとしてもばたつかないのは勝者のメンタリティからくるものなのだろう。7連勝が物語るように、岡村の表情からもディフェンスラインを統率する責任感と自信が漲っていた。

(取材・文:竹中愛美)

【関連記事】
あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング1〜5位。集客に課題を抱えているのは?
Jリーグ、アクセス悪いスタジアム1〜10位
【最新順位表】2025明治安田J1リーグ


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!