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Jリーグ 4か月前

「3人の関係性はすごく良かった」井上潮音は時間とスペースを生む。ジュビロ磐田で魅力的なフットボールを実現するために【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸

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 明治安田J2リーグ第26節が16日に各地で行われ、ジュビロ磐田は敵地で首位・水戸ホーリーホックと対戦した。勢いに乗るチームを相手に磐田は3-1で勝利し、上位進出を狙うための貴重な勝ち点「3」を積み上げた。得点への直接関与こそなかったが、この試合の“影のMVP”は井上潮音だ。(取材・文:河治良幸)

J2首位・水戸ホーリーホックに快勝したジュビロ磐田

ジュビロ磐田所属MF井上潮音
【写真:Getty Images】

 ジュビロ磐田はJ2の首位を走る水戸ホーリーホックとアウェイで対戦し、ブラジル人MFグスタボ・シルバの来日初ゴールなどで3-1の勝利を飾った。

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 開幕前から“J2優勝・J1昇格”を掲げていた磐田は現在8位、水戸とは勝ち点10の差があり、2位のジェフ千葉とも勝ち点7差と、自動昇格に向けて厳しい立場にあることは変わらない。それでも中断明けに、ホームでブラウブリッツ秋田に1-4、続くいわきFCとのアウェイゲームも1-3と完敗していた磐田にとって、大きな価値のある勝利となったことは間違いない。

 上記の先制点など2ゴールに絡んだグスタボや後方からの見事なフィードで彼の得点をアシストし、守備でもスーパーカバーなどで奮闘したリカルド・グラッサ、10試合ぶりにリーグ戦のゴールマウスを守り、攻守両面で勝利を支えた三浦龍輝、今シーズン6点目となるゴールで勝利に導いた倍井謙など、多くの選手の活躍が目を引いたゲームだった。

 その中でも“影のMOM”とも言うべき働きを見せたのが、磐田での初スタメンでフル出場した、ボランチの井上潮音だ。

「前半はチームとして相手コートに押し込むという狙いがすごくできてたと思います。裏を取る姿勢も前節より多くて、その中で裏を取った後は相手コートに押し込んで繋ぐという、そのバランスがすごく良かったと思います」

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