7位:浦和レッズ
監督:マチェイ・スコルジャ
暫定順位:7位
成績:勝ち点「44」/得失点「10」
現在7位の浦和レッズまでは、今季のJ1制覇が現実的な目標と言って良いのではないだろうか。勝ち点「44」は、暫定首位を走る京都サンガF.C.とわずかに「4」しか離れていない。
昨シーズン、同じくリーグ第26節まで終えた時点で暫定首位のFC町田ゼルビアと7位のアビスパ福岡が13ポイント離れていたことを考えると、今季の優勝争いがいかに混戦を極めているか分かるだろう。
2025シーズンの浦和はFIFAクラブワールドカップ(CWC)に参加することもあり、変則的なレギュレーションで戦いを強いられた。6月にアメリカでの激闘を繰り広げたあと、チームは天皇杯を含む怒涛の日程をこなさなければならなかった。
そのなかで勝ち続けている現状は特筆すべきだろう。クラブワールドカップは3戦全敗に終わったが、帰国後の浦和は公式戦6試合で4勝1分1敗。しかも0-0で終えたアビスパ福岡戦を除き、黒星を喫したFC東京戦を含む5試合で複数得点をあげている。
そのなかでひと際輝きを放っているのが、CWCで1分も出番がなかった小森飛絢だ。6月に加入後、6試合で5得点。2024シーズンのJ2で22ゴールをあげたストライカーは、トップカテゴリーでも十分に実力を発揮できることを証明した。
8月16日の名古屋グランパス戦でもネットを揺らしたが、負傷により前半でピッチを退いた。20日の時点では具体的な復帰の日時は明かされておらず、万が一長引けば少なくない影響があるだろう。
同日に移籍ウインドーも閉幕してしまうため、応急処置的な補強にも大きな期待はできないはずだ。
小森の怪我の具合次第では、現状の順位維持も難しいかもしれない。様々な意味で、新ストライカーが浦和の命運を握っている。
