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Jリーグ 4か月前

禁断の後出し!? J1リーグ順位予想1〜5位。優勝争いを制するのは…【2025シーズン】

シリーズ:J1リーグ順位予想 text by 編集部 photo by Getty Images

3位:サンフレッチェ広島

木下康介 サンフレッチェ広島
【写真:Getty Images】

監督:ミヒャエル・スキッベ
暫定順位:6位
成績:勝ち点「46」/得失点「11」

 ミヒャエル・スキッベ監督が指揮官に就任してからのサンフレッチェ広島は、驚異的な安定感を見せている。

 2022シーズンの広島はJ1で3位に輝き、YBCルヴァンカップを制覇。同氏は天皇杯でもチームを優勝に導いた。同年のJリーグアウォーズでは優秀監督賞に輝いている。

 以降はタイトルの獲得こそないものの、リーグでは必ず3位以内に入っている。昨季は最終節までヴィッセル神戸、FC町田ゼルビアと三つどもえを演じ、最終的に神戸にリーグチャンピオンの座を譲った。

 昨年の戦いを振り返ると、リーグ戦終盤の3連敗があまりに痛かった。第34節・湘南ベルマーレ戦から第36節・浦和レッズ戦まで、3試合で1得点しか奪えず敗北。トルガイ・アルスランやピエロス・ソティリウ、加藤陸次樹ら得点を取れる選手がいても、重要な局面で決め切れなかった。

 翻って今季は柏レイソルから木下康介がシーズン途中に加入しており、早速結果を残している。ここまで8試合に出場して3ゴール1アシスト。

 途中出場からでもクオリティを見せられ、7月5日のファジアーノ岡山戦では後半アディショナルタイムに右のコーナーキックから中村草太のゴールをお膳立てしている。

 最終局面でも競り合える集中力と強度の高さは、まさに昨季の終盤にこそ欲しかった能力である。今季から新加入のFWジャーメイン良が流れの中から点を取れていない(4得点のうち3ゴールがPK)ことは気がかりだが、チームの総合力で補えるだろう。

 近年の広島の成績が立派であることは間違いないが、そろそろタイトルが欲しいところだ。

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