【写真:編集部】
夏男?夏によく点をとっているイメージの天野純
横浜F・マリノスは8月23日、明治安田J1リーグ第27節、ホームでFC町田ゼルビアと対戦する。ここまで降格圏に沈む苦しい戦いとなっているマリノスだが、今夏ラストのホームゲームに勝利すれば他チームの結果次第で残留圏に浮上する可能性もある。現在リーグ戦8連勝と絶好調の町田に、マリノスはどう立ち向かうのか。去年の町田戦でゴールを決め、夏に4ゴールを挙げたマリノスの夏男、天野純を直撃した。
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
「(選手が)抜けたり入ったり、この期間はどうしてもそういう動きがあるのはサッカー界の当たり前のこと。出ていく選手には頑張ってほしいですし、入ってきた選手はアジャストしてもらうためにまずコミュニケーションの量は増えていくと思う。特に前めの選手が入ってきて、僕はそことの関係が大事なので積極的にコミュニケーションを取るようにしてるし、監督含めてうまく彼らの特徴を取り入れられているかなというふうに思ってます」
2度の中断期間を経て、マリノスには谷村海那やディーン・デイビッド、角田涼太朗ら新戦力が加入した一方で、アンデルソン・ロペスやエウベルら長年クラブに貢献してきた選手が移籍した。
怪我人も戻り、戦力が整いつつあるマリノスは前節、清水エスパルス戦に勝利して、残留圏との勝ち点差を1まで縮めた。
天野は良くなっている部分として、「日本人監督になったところでコミュニケーションをより詳細の部分で取りやすくなった。今までずっと外国人監督でやってたんで、そこにはそこの良さがあるけど、日本人監督は違った良さがあると思うので、そこは非常に良い方に作用してる」と大島秀夫監督になったことでより詳細にコミュニケーションがとれていると挙げた。
ただ、課題も当然ある。
「改善点はやっぱりすべての部分ですけど、点取れてないので監督が代わる前までは。点取らないと勝てないので、そこのクオリティや形はもうちょっと改善が必要かなっていうふうに思ってます」
具体的には、相手陣内にどう入っていくのか、入ってからの質を上げることに加え、入るべきポイントの共有だという。
トップ下など攻撃的なポジションでのプレーが多い天野。ゲームの流れを作ることもそうだが、ここまで1ゴール1アシストと数字としては物足りない印象だ。
昨季は5ゴールを挙げ、そのうち夏に奪ったゴールは4得点と夏に本領を発揮しているようにも映るが、本人は「去年はなぜかわかんないですけど、夏に点取ったっていう感じはすごい印象に残ってる。毎年じゃないんですけど、どっちかって言ったら、夏に点取るイメージはありますね」と否定はしなかった。
23日の町田戦は今季ラストの「トリコロール ギャラクシーナイト シリーズ」で、西ゲート前に縁日ブースが設けられるなど、夏祭りの雰囲気を味わうことができる。8月最後のホームゲームとなるこの試合は夏男・天野が本領を発揮する絶好のチャンスかもしれない。そんな天野に夏の思い出を聞いてみた。