明治安田J1リーグ第27節、FC町田ゼルビアは横浜F・マリノスと0-0で引き分け、リーグ戦の連勝記録が8でストップした。中2日という厳しいスケジュールで試合に挑んだ町田は、相手に決定機をほとんど作らせなかった。連勝は止まってしまったが、優勝へと町田が突き進むため、菊池流帆は新たな目標を掲げる。(取材・文:藤江直人)
リーグ戦の連勝が8でストップしたFC町田ゼルビア

【写真:Getty Images】
破竹の連勝が8で止まった。勝てなかったが、それでもFC町田ゼルビアは負けなかった。リーグ戦で9試合ぶりに無得点に終わった一方で、黒田剛監督から常に求められるクリーンシートは達成した。
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対極に位置する要素の狭間で揺れた菊池流帆の胸中は、最終的にはネガティブな思いへと傾いていた。
「何とも言えない試合というか、個人的には何も残らなかった試合という感じですね。守備でクリーンシートを遂行するのは僕たちが最低限やるべき仕事ですし、連勝へのプレッシャーというものも感じていなかったなかで、こういう試合を勝ちにもっていけないのは正直、悔しい気持ちのほうが大きいです」
横浜F・マリノスのホーム、日産スタジアムに乗り込んだ23日のJ1リーグ第27節。スコアレスドローとともに、町田はキックオフ前の首位から鹿島アントラーズの後塵を拝する同2位へ後退した。
中6日のマリノスに対して、9月開幕のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の関係で、第30節の前倒し分となるガンバ大阪戦を20日に戦っていた町田は中2日。3バックの真ん中でともに先発フル出場した菊池は「確かにきつい、というのもありましたけど」と前置きしながらさらに続けた。