「やっぱケガしちゃいけないなと改めて感じました」
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「明日はこれまであまり出ていない選手をトライすることになる。いろいろな選手が入ると思う」と9日の前日会見で公言した通り、10日のハイチ戦(横浜)は4日前のニュージーランド戦(豊田)から大幅にメンバーが入れ替わると見られる。
9月のサウジアラビア戦(ジェッダ)で初キャップを飾った杉本健勇(C大阪)は初めて先発起用に、前の試合でインパクトを残した乾貴士(エイバル)、倉田秋(G大阪)の2人も揃って頭からプレーする可能性が高そうだ。
10月1日のバイエルン・ミュンヘン戦で今季初めて公式戦先発で出場し、0-2の局面から力強いドリブルでジェローム・ボアテング、ヨシュア・キミッヒ、マッツ・フンメルスのドイツ代表選手3人をかわして、オンドレイ・ドゥダの1点目をアシストした原口元気(ヘルタ)も代表での出場機会を渇望する1人。今回の10月2連戦は合流初日だった3日に左太もも裏の張りを訴え、全体練習を回避することになったが、ハイチ戦で復活に賭ける思いは強い。
「昨日(8日)から普通にやれてるんで、大丈夫。久しぶりにケガをして、フラストレーションがたまったけど、サッカーできるってやっぱいいなって感じ。やっぱケガしちゃいけないなと改めて感じました」と9日の非公開練習後、彼はしみじみ語っていた。
左FWのスタメンは乾が有力だが、後半からは原口もプレー機会が与えられるはず。自身の存在価値を改めて証明したいところだ。
2014年夏のヘルタ・ベルリン移籍後はケガらしいケガもなく、代表でも2018年ロシアワールドカップアジア最終予選突入後はコンスタントにプレーしていただけに、代表戦を90分間外から試合を見るのは珍しいとさえ言える経験だった。