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南野拓実が新10番として感じた「絶対に必要なこと」とは? リベンジを誓い次戦へ

text by 編集部 photo by Getty Images

南野拓実
【写真:Getty Images】

 日本代表は現地9日に国際親善試合でカメルーン代表と対戦し、0-0の引き分けに終わった。

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 約1年ぶりとなった日本代表戦に、初めて「10番」を背負って出場したMF南野拓実は「久しぶりの代表戦で、勝利で終えたかったですけど、まずは0-0という結果には満足してないですし、次の試合は勝利を目指して頑張りたいです」と悔しさをにじませた。

 もしゴールを決めることができていれば、出場した国際Aマッチで6試合連続得点という日本代表史上最多タイの記録に並ぶことができた。

 現在、木村和司氏が持つこの記録について「知らなかった」という南野は、「記録には別にこだわりがない。でも、チームの勝利に貢献できなかったという部分では悔しい」と、改めてゴールを決められなかった自身のパフォーマンスへの不満を口にした。

 前半は4-2-3-1のトップ下に入って、「間でボールを受けて、少し強引にでもターンして前を向いてチームの攻撃を活性化するのは意識してプレーしていました」と、少ないながらも迎えたチャンスでは果敢にシュートを狙った。

 後半は3-4-2-1の2シャドーの一角を務め、71分に鎌田大地と交代するまで奮闘したが、なかなかゴールに近づけず。「前半は特にビルドアップからきれいに自分たちの形でゴールに向かうよりは、ボールを奪った後に少し強引な形でもゴールに向かっていくプレーが必要になるのかなと思っていた」とイメージは持っていたが、結果にはつながらなかった。

 ペナルティエリア内で素早く反転してシュートを放つなど、随所に持ち味を発揮できてはいた。それでもリバプールでの成長を示す絶好の機会だっただけに、明確な結果を残せなかったことへの悔いが残っている。

 南野は続く13日のコートジボワール代表戦を見据え、ピッチの中で自分が何をすべきなのか、すでにしっかりと整理しているようだった。イメージするのは、リバプールで共に戦うライバルたちの姿だ。

「今日みたいにチームとして形のある攻撃をすることが少ない中では、絶対に個の力で打開してゴールに向かっていくプレーが必要になります。自分が普段のチームでそうやって点を取っていく選手たちと一緒にプレーしているので、自分にもその部分が必要だと思っていますし、伸ばしていかないといけない部分だなとも感じています。

そう思うと今日みたいな相手に何か示せればよかったんですけど、今日はチームとしても無得点だったので残念です。幸いにしてまた次の試合があるので、それに向けてしっかり準備をしていきたいと思います」

(取材:元川悦子、文:編集部)

【了】

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